ハロウィンの「騎士」や「武将」、あの鎧(よろい)って何でできてるの?
2026年10月26日|ATK blog weekly
執筆:ATKブログ編集部|金属素材を扱う現場の視点でお届けしています
この記事の結論(先にお伝えします)
本物の鎧(よろい)の主役は、日本の甲冑も西洋の騎士も鉄・鋼です。硬くて丈夫なうえ、叩いて好きな形に加工でき、当時たくさん手に入ったのが理由。日本は小さな鉄板を紐で綴じ、西洋は鋼板を叩き出して作りました。
3行でわかる要点
- 鎧の主材料は、日本も西洋も「鉄・鋼」。
- 選ばれた理由は「硬い・丈夫・加工しやすい・手に入りやすい」。
- 日本は鉄板(小札)を綴じる方式、西洋は鋼板の叩き出し。全身で20〜30kgになることも。
もうすぐハロウィン。街やSNSで、騎士や戦国武将の仮装を見かける季節になりました。プラスチックやダンボールでできたピカピカの鎧(よろい)、よくできていますよね。ところで、本物の鎧って一体何でできていたのか、気になったことはありませんか。
鎧の主役は、やっぱり鉄だった
答えはずばり、鉄です。日本の甲冑も、西洋の騎士の鎧も、主役はやっぱり鉄や鋼。理由はシンプルで、刀や矢から身を守るには「硬くて丈夫」な素材が必要で、しかも当時たくさん手に入って、叩いて好きな形に加工できる——そんな都合のいい金属が、鉄だったんです。
日本と西洋で、作り方が違う
日本の甲冑は、小さな鉄の板(小札=こざね)を何枚も紐で綴(と)じ合わせて作られました。だから見た目はウロコのよう。体の動きに合わせてしなやかに曲がる、職人技のかたまりです。いっぽう西洋のプレートアーマーは、大きな鋼の板を体の形に叩き出したもの。全身をまとうと20〜30kgにもなったとか。映画のように華麗に動くのは、かなりの重労働だったはずです。
鉄は重いけれど、硬さと加工のしやすさでは当時ナンバーワン。だからこそ、命を預ける鎧の“素材”に選ばれ続けたんですね。今年のハロウィン、鎧を着た誰かを見かけたら、「この重さを鉄でやってたのか…」とちょっと想像してみてください。見る目が少し変わるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q. 鎧(よろい)は何でできているの?
A. 日本の甲冑も西洋の騎士の鎧も、主な材料は鉄や鋼です。硬くて丈夫なうえ、叩いて形に加工でき、当時手に入りやすかったことが理由です。
Q. 西洋の鎧(プレートアーマー)はどれくらい重いの?
A. 全身をまとうと一般に20〜30kgほどになったと言われます。動くだけでもかなりの体力が必要でした。
Q. 日本の甲冑はどうやって作られていたの?
A. 「小札(こざね)」と呼ばれる小さな鉄の板を、何枚も紐で綴じ合わせて作られました。体の動きに合わせてしなやかに曲がるのが特徴です。
