「傘の骨ってなんでサビないの?」
2026年5月29日|ATK blog weekly
執筆:ATK(エーティーケー)ブログ編集部|金属素材を扱う現場の視点でお届けしています
この記事の結論(先にお伝えします)
傘の骨がサビにくいのは、多くがステンレスやサビ対策をした鋼でできているから。ステンレスは表面に透明な保護膜を自分でつくり、水や空気から中の鉄を守ります。雨に濡れても自分でガードしているのです。
3行でわかる要点
- 傘の骨の主な素材は「ステンレス」または「表面処理した鋼」
- ステンレスは自分で保護膜をつくるためサビに強い
- 使ったあとに水気を払い、開いて乾かすと長持ちする
もうすぐ梅雨ですね。先日、雨の中で傘をさしながら、ふと思ったんです。「この細い骨、ずっと濡れてるのにサビないな」って。気になって調べてみたら、なかなか面白い工夫がありました。
傘の骨がサビにくい理由
結論から言うと、傘の骨の多くは「ステンレス」やサビにくい表面処理をした鋼でできています。ステンレスは鉄にクロムという金属を混ぜた素材で、表面にうすい透明な膜を自分でつくります。この膜が、空気や水と中の鉄が直接ふれるのを防いでくれる。つまり、傘の骨は雨に濡れても自分でガードしているわけです。へぇ〜、ですよね。
もちろん、安い傘だと鉄にメッキをかけただけのものもあって、こちらは折れたり傷ついたりした部分からだんだんサビてきます。長く使える傘ほど、骨の素材にこだわっていることが多いんです。
傘を長持ちさせるコツ
雨の日、傘を閉じたあとに軽く水気を払って、たまに開いて乾かしてあげるだけでも長持ちします。ちょっとした金属の話でしたが、今度の雨の日、傘の骨をちらっと見てみると、いつもの通勤も少し楽しくなるかもしれません。
それでは、よい梅雨入りを。次回もお楽しみに。
よくある質問(FAQ)
Q. 傘の骨は何の金属でできていますか?
A. 多くはステンレス、またはサビにくい表面処理をした鋼(スチール)でできています。グラスファイバーやアルミを使った軽量タイプもあります。
Q. ステンレスはなぜサビにくいのですか?
A. 鉄にクロムを混ぜることで、表面に目に見えない保護膜(不動態被膜)ができ、水や空気から中の鉄を守るためです。
Q. 傘を長持ちさせるにはどうすればいいですか?
A. 使ったあとに水気を払い、ときどき開いて陰干しで乾かすと、骨の劣化を抑えて長く使えます。
