三国志を題材とした蒼天航路という漫画の中で主人公の曹操が荀彧にこう尋ねるセリフがあります。
「(あなたが)推挙する人材に盗賊の類が混じることはあるか?」(292話 春節の轍)
なかなか深い言葉のため荀彧は苦悩するのですが、これは企業においても同じだと思います。
弊社には昔から不思議な文化があります。
「来るもの拒まず、去る者追わず」
誰かの紹介で弊社に入社したいと言っている人は拒まず、逆に他にやりたい事を見つけて去って行く人は追わないと言う文化なのですが、その結果、弊社の社員の7割近くは誰かしらの紹介で入社した社員となっています。
先週末、約3年ぶりに新入社員歓迎会を開催しました。
3年ぶりという事で対象者が6人になったのですが、その内5人は社員からの紹介です。
逆に去る人がほとんどいないので、この数年で2割以上社員が増えています。
ちなみにそのような採用なので、国籍・性別・年齢・学歴・経歴などはバラバラです。もちろん、能力にもバラつきがあります。
大事なことは、それぞれの能力を尊重して、お互いを人として認め合えるかどうか。
例えば、スポーツをやるにしても裏方で支える人達がいなければ試合になりません。仕事も全く同じで、スポットライトにあたる人やそれを支える人など能力に見合った役割があり、それぞれの役割を尊重し合うことで各人が仕事にプライドを持てるようになり、良い仕事に繋がります。
という事で、採用に関して重視する事は、それが出来るかどうか。能力は二の次です。
ただ…我が社には個性豊かな変わり者がよく集まります。(笑)