10月5日。
世界は、100年に1人の逸材と言われる偉大なイノベーターとの別れの日を迎えました。
スティーブ・ジョブス氏が残した功績が偉大であることは、誰もが知っていると思います。
(もちろん、彼に対してアンチ的な感覚を持っている人もたくさんいると思います。)
ただ、自分自身が彼の偉大さを感じるのは、その存在だけで「イノベーション」を予感させるところにありました。
結果でイノベーションの成果を問われることは、よくあると思います。
でも、なんの形も示さない段階でイノベーションを期待され、噂だけで市場を盛り上げることができる人物は、今後そう簡単には出てこないと思います。
自分達は、ここ数年間、「硬直した業界の中で、いかにイノベーションを体現できるか?」をテーマにしていた部分があります。
あらゆる加工にチャレンジして圧倒的な短納期と低価格に挑んでみたり、インターネット販売に参入したり、メーカーとの共同開発に参加したりなど、数年前までの「普通の材料屋」からは大きく変化した現在の姿がそれを物語っています。
正直、まだまだ足りないと思っていますが、それ以上に周りのお客様から「期待される企業」として真っ先に思い浮かべていただけるようにもっともっと成し遂げていかなきゃいけないことがあると思います。
全く業種も成果も違いますが、彼の一つ一つの言葉や行動から得るものは非常に大きいものでした。
彼の残した偉大な軌跡に感謝と敬意を表し、ご冥福をお祈りしたいと思います。
k.yamatani