緊急事態宣言発令後の対応について

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の蔓延に伴う緊急事態宣言の発令に伴い社内の対応を下記の内容で変更致しました。

発令前:可能な限り感染を防ぐ(密集した場所の回避・マスクの着用・手洗いの徹底等)

発令後:上記に加えて可能な限り重症者の発生を防ぐ(高齢者の自宅待機・公共交通機関使用の原則禁止・重要度の低い営業活動の自粛)

本来であれば全社員を在宅勤務としたいところではありますが、製造業界のインフラとして材料の供給と加工品の生産活動を継続させるために工場へ出社せざるを得ない現状を踏まえて、可能な限りの対応を取らせていただきます。

御取引先企業に対してはご迷惑をおかけする事もあると思いますが、何卒、御協力をお願い申し上げます。

なお、各社員の健康確認等は継続して実施致します。

以上、よろしくお願い申し上げます。

株式会社エーティーケー

選手First

新型コロナウィルスによる肺炎が猛威を振るっております。
マスクの準備はできていますか?
かなり品薄状態になっているようです。
近所の薬局でも並べている店員さんの横からお客様が買っていくようで 大忙しのようです。
接客業の中にはマスクをしての接客は失礼にあたるというような内容を目にしましたが、 時と場合によりますよね。
感染が広がる原因になる危険性を考えればお客様もご理解くださるのでは?
迅速かつ適切な判断を期待したいですね。
感染には十分ご注意ください。
早いものでもう2月になりますが年始の駅伝で話題になりました厚底シューズ。
区間賞や新記録を出したほとんどがナイキの厚底シューズ。
選手のがんばりはもちろんの事ながら物つくりの技術が記録を作ったといっても過言ではないでしょう。
物つくり冥利に尽きますね。
そんな中、水を差すような厚底シューズ規制がささやかれました。
疑問に感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
選手の努力と技術の進歩における記録だというのに。
新記録が多数でたら規制がかかるのか?
シューズじゃなくて仮に同じ手袋を使用してたら規制はかかるのか?
ほかのメーカーも記録がでてたら規制がかからないのか?
なんて事を考えてたら1月31日に世界陸連が規制内容が発表されました。
厚底は40mmまで内蔵プレートは1枚までOKだそうです。
これで各メーカーも選手も一安心ですね。
素晴らしい記録が生まれるのを楽しみにしています。
t.urachi

新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

2020年が明けました。

今年はなんと言っても東京オリンピック。

ここ数年間は日本国中がそこに向けて準備をしてきましたので、いよいよといった感じです。

反面、経済環境は厳しい状況となりそうです。

米中の経済戦争、自然災害の影響など時事的な問題から人口の自然減や高齢者比率の増加による消費構造の変化など、余談を許さない状況となっています。

しかしながら、当社はそのような時代の到来をそれほど悲観してはいません。

むしろ、自分達の変化への取組みやチャレンジの成果が試される面白い時代だとも感じています。

昔から「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如(し)かず。(孔子)」とも言います。

厳しい時代だからこそ、そんな時代を楽しんでいきたいと思います。

今年も一年よろしくお願い申し上げます。

株式会社エーティーケー 社員一同

クレジットカード決済が可能になりました

鉄パイプおよびステンレスパイプの販売店「ドットジェイ」

株式会社エーティーケーが運営するネットショップ「dot-J」に、クレジット決済機能が追加されました。

鉄パイプやステンレスパイプは馴染みが薄く、購入する際に一歩躊躇される方もたくさんいらっしゃると思います。

そのような方にもできるだけわかりやすく、購入しやすいサイト作りを目指していきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

dotj2

生き残る偶然と必然

51ah9LFNIKL._AA160_その昔、ダーウィンが発表した「進化論」。
日本では、この本をこんな言葉でまとめる事が多いと感じます。

「強いものが生き残るのではなく、変化に対応できたものが生き残った」

この「変化に対応できたもの」を時間軸で考えると、全く違う2つの解釈が考えられます。

例えば、キリンを例にあげてみましょう。
この場合、「変化に対応して生き残った」理由に2つの解釈が考えられます。
一つは、高い位置の草木を食べるためにキリンの首が伸びた。
もう一つは、環境変化で草木が不足した時に高い位置の草木を食べることが出来る首の長いキリンのみが生き残った。

この2例の時間軸のズレは、どちらが先か?です。
環境変化が起こった時に「首が伸びたキリン」だけが生き残ったのか?
それとも、もともといた「首の長いキリン」のみが環境変化に対応できたので生き残ったのか?

冷静に考えるとわかると思うのですが、首は簡単に伸びないので後者が正しいと考えられます。

ただ、これを企業に置き換えると、前者の方法で経済環境の変化に対応しようと考えている企業が多々あります。

なぜなら、このような言葉をよく耳にすることがあるからです。
「我が社は環境の変化に対応して生き残ります!!」

この方針を「進化論」から考えれば、難しいと思います。
生き物と同様に企業も簡単に変わる事などできないからです。
そして、もう一つ重要な問題として、環境の変化は容易に予測できないからです。

だから、環境が変化する前に常に様々な種を蒔き続けなければならないのでしょうが、そこにはある程度のリスクが伴います。
結局のところ、このリスクの引き受けが、経営陣の重要な役割の一つになると思います。
それを前提にした場合、頻繁に経営陣が変わったり、系列会社の天下りで経営陣が構成される企業が、どこまでリスクを引き受けて新規事業にチャレンジできるのか?
余程、腹をくくったタイプの方でない限り、難しいと思います。
それ故に使い捨てのプロ経営者が重宝される時代になってきたのかも知れません。

生き物の進化の過程では多種多様な変異でさまざな種が現れ、環境変化に対応できる一部の種のみが生き残りました。
そこで生き残った種は、ある意味、偶然であり、必然です。

近年の急激な環境変化を完璧に予測できていた人は少ないと思います。
この環境下で業績を落とす企業もあれば、逆に伸ばす企業もあります。
その背景にあるのは何なのか?

動物の進化から何かしらのヒントを得る事ができるかも知れません。

k.yamatani

2016国際ウェルディングショー

2016年国際ウェルディングショーがインテックス大阪で開催されました。

弊社でも大変お世話になっておりますDAIHEN溶接ロボットFDシリーズの

最新版も展示されてありなんと最大98パーセントのスパッタの削減を実現した

シンクロフィード溶接。デモでは亜鉛鋼板の溶接をおこなっておりブローホールも

なくとてもきれいな仕上がりでした。

隣では4台のロボットが全自動で溶接を行っており内2台のロボットにはビジョンセンサー

が搭載されていてランダムに置かれたパーツをピッキングして取り付けていました。

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さて今回のお目当てはやはり切断、開先加工のできるロボット。開先加工とは

溶接を行う際にワークの端面を斜めに削る加工です。

プラズマ切断機にておこなっておりましたが25mm程度の板厚のワークに

長穴加工や開先加工を行ったサンプルに圧倒されました。

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プラズマトーチの先の分解模型です。

よくわかりませんがロケットみたいでかっこいいので写真アップ

しときます。

 

かっこいいといえば色んな加工を施したオブジェがありましたよ。

パッとみたらなんじゃこれ??ってなりますが加工技術がふんだんに盛り込まれたオブジェを

紹介します。DSC_0962 (3)_R

すべてH型鋼で斜め切断、切り込み、スカラップ、ケガキ、溶接

ちょっと加工がまとまりすぎていて凄さが分かりずらかったですが

インパクトは抜群でした。

 

会場内で一番印象に残ったのは以外にもシンプルなロボットでした。

各ブースでいろいろな趣向が施されていましたがSTAUBLIというスイスのメーカー

のロボットでした。黄色の極太ロボットで液晶パネルを左右へ動かすのですが

液晶には液体が流れてもう一方の液晶へ流れていく映像が映し出されておりました。

説明によるとこのロボットにて食品の液体搬送や航空機などに精密な作業が必要に

なるところで使用されるようです。

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かなりマッチョな腕で液晶を振り回すのですが

液晶同士が当たるギリギリで止めるデモンスト

レーション。ドキドキしながらでも目は釘づけに。

 

今回はロボットの精度の向上や溶接技術の向上にも驚きましたが

アピールの仕方一つでシンプルなロボットでも深く印象に残るものだと

勉強になりました。

t.urachi

 

 

お花見 (大阪城公園にて)

こんばんは  (^O^)/

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昨日の日曜日は 恒例のお花見を 大阪城公園にて 開催しました。

天気は 曇り 時々 雨降ったりやんだり 時々太陽 (^_-)-☆

大阪城公園駅を出たところでは 桜が思ったほど少なかったので ちょっと

不安に思いつつ バーべキューエリアまで みんなで移動・・・

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エリアに入ると 桜が 満開でとても きれいでした。

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今回は初めての試みで業者さんに お願いしてみたところ

場所取りや 食べ物  バーべキューセットが 用意されていて

あとは自分たちで 好きなように 焼いてちょうだいみたいな感じでした。

食べ終わったあとも 片づけてくれるので もう最高でした。

周りは こんな感じです。 あたり 一面 きれいに咲いてました。

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天気は曇りで微妙な感じで

時々 太陽が 顔を出したり

隠したりでしたけど

何とか 雨も少ししか降らず

一日持ちこたえました。

 

みんなで 『ワイ ワイ』とやってます。

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年に 一度 社員のご家族とこういった行事を設けて 交流を持っていますが

普段頑張って 仕事に集中できるのも 家族の方々の支えあってのものだと

思います。

今回のお花見は 桜もみんなの笑顔も満開で楽しい一日になりました。

最高でした。(^O^)/

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今回 参加された 家族です。今後とも よろしくお願いします。

N.yamaguchi

マイナンバー個人番号カード

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私が個人で申請していたマイナンバー「個人番号カード」を、先日市役所に

行って受け取って来ました。このカードは希望者だけに配られる、顔写真・

ICチップ入りのプラスチックのカードです。

(ちなみに昨年年末頃に、全員に書留で送付されて来たのはマイナンバー

「通知カード」で、これは顔写真なしの紙のカードです。)

今回私が受け取った「個人番号カード」は、偽造を防ぐためか、何種類かの

色が使われています。こんな感じです。

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表面には氏名、住所、生年月日、顔写真

(個人情報だらけなのでこんなふせん付きの写真しか載せられません

がお許し下さい;;)

裏面には12ケタのマイナンバー(個人番号)、氏名、生年月日

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複数の色を使ってなかなかキレイです(偽造防止のためでしょうか?)

 

この「個人番号カード」を受け取る私自身のメリットは、今のところ「コンビニで

住民票の写しや印鑑証明等が受け取れる」位かなあと思いましたが、私が社内で

マイナンバーの管理担当ということもあり、今回勉強がてらに取得してみました。

「個人番号カード」と一緒にもらった冊子を一通り読んで見ましたが、確定申告が

自宅のパソコンから出来る等、現在確定申告を自分で行っている個人事業主の方

なんかにはメリットは有るかもしれませんが、一般の会社勤めの家庭の人には、

あまり取得するメリットは無さそうかなと改めて思いました(将来は利用範囲の

拡大が予定されているようですが)。ただ運転免許証・パスポートを持っていない

人にとっては、顔写真入りの身分証明書として使えるので便利かとは思います。

 

今年の1月からマイナンバー制度がスタートして、会社では社員や社員の扶養

家族のマイナンバーを記載して作成しなければならない書類が複数定められました。

会社は事実上社員や社員の扶養家族のマイナンバーを、情報漏れを防ぎつつ、長期間

保管する必要が出来ました。ただ保管するだけでなく退職した社員のマイナンバーは

速やかに社内の書類から削除していく必要も有ります。

当社は社員の出入りが少ないからそれほど大変ではないですが、社員(パート等も

含む)の出入りが多い会社は、マイナンバーの管理だけでかなり大変な作業になる

と思います。

民間企業等にも結構な負担をかけて運用されるマイナンバー制度。

それだけに、その負担以上のメリットを国全体で出していって欲しいと思います。

M.Kato

 

値付け

「マーケット感覚を身につけよう」

 

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これは一年程前に発売された本なのですが
この本の著者「ちきりん」さんとは、経済・社会・時事問題などを題材にしたブロガーで、きっとご存知の方も多いと思います。
僕もたまにブログを拝見させていただいております。(メルマガ会員では無いですが…)

 

 

特徴は、何と言っても「分かり易い!」その一言につきる文章なのです。
結構難しい事を題材にされるのですが、なぜか「ちきりん」さんが書くと最後まで
すんなりと読破できるのです。

 

そんな方が書いているこの本は「きっと面白い!」と思い、手にしてみました。

 

内容は皆さんも購入にて読んで欲しいのですが、その中で一つだけ特に気に入った章があったので紹介してみます。

 

「プライシング能力を身につける」
ご自分で商売されている方や、商品企画をされている方などは身近な事柄だと思いますが、
簡単に言うと、世の中に売られている商品を、値段を見る前に自分基準で値付けをしてみる事です。

 

当たり前ですが、市中の商品は大概の物に値札が付いています。
その値段を見て我々は高いか安いかを判断して購入に至ります。
これはあくまでも売り手の価格に対して受け身で判断しています。

 

では、いざ自分で価格を決めるとなるとどうなるのか…?
これ、結構面白いので皆さんもお勧めします。
百貨店でも電気屋さんでも雑貨屋さんでも構いません。
値札を見る前に、値段を当てるのです。
なかなか難しいですよ。。

 

ブランド物なのか、そうで無いのか…
百貨店で売られているか、またはスーパーで売られているか…
流行物なのか、時代遅れの物なのか…
難しく考える人なんかは 上級財か、下級財か…等々

 

価格には色々な意味が含まれていると思います。

 

 

いざ、我々の仕事で考えてみても、値付けは大変苦労いたします。

 

鉄鋼素材だけなら、相場があるので大体決まってしまいますが、
その上に、加工という付加価値が上乗せされていきます。
あまり書くと値切りネタにされそうなので、程々にしますが、
景気、状況、希少度、納期などで、同じ値段を付けても決まる決まらないが分かれます。

 

この問題はおそらく永遠の課題です。

 

データ収集や同業他社の価格調査などは、もちろん不可欠とは思いますが、
ただ、この本に書かれている
「価格を判断する為の自分独自の基準」と「妥当な価格を判断する能力」といった
「感覚」を身に付ける事で、生きた値付けが出来るのではないかと考えます。

 

 

余談ですが、
最近はテレビ番組などで出てくる商品を見て、値段当てをして遊んでいるのですが、
とあるテレビ通販の健康食品の値段を、何とジャストミートでピッタリ当てたのです。

嫁にドヤ顔をしていたら、何とその商品
「本日ご注文頂いたら方に限り、もう1パックお付けします!」と…

これって半額って事!
やはり値付けは難しい。。

 

 

M.ohmuro

この道の先にあるもの

 

本日、新日鉄住金が日新製鋼を買収する発表をいたしました。
この動きは、今の鉄鋼業界が置かれている現状を如実に表していると思います。

 

と言うのも、新日鉄と住友金属が統合する当初の建前は、世界市場での競争力を身に着ける事にあると言われていました。
ところが、実態は国内において影響力を発揮するだけの結果に陥っています。
実際、その影響力は非常に大きく、関西地域の高炉系の鋼管専業問屋の大多数が新日鉄住金の専門問屋になってしまいました。
形鋼関連は鉄鋼専業業商社や大手鋼材問屋の頑張りもあり、そこまでには至っていませんが鋼管関連はほぼ独占状態です。

 

その結果、関西地区の鋼管業界では統合のメリットは全く感じられません。
むしろ価格保護の圧力が強くなり、流動性を失っている側面が強く出ています。
また、大手鋼管問屋もライバル企業同士の仕入れ先が被ってしまい、企業の特色を出す事に四苦八苦している様子が見受けられます。
最終的に「市場圧力 vs 価格保護圧力」の決着がどうのようになるかは、推して知るべしと言ったところでしょうか。

 

このような動きは、統合が決まった当初から懸念していました。
2012.11.22 ブログ「誰がために鐘は鳴る?」
結局のところ、顧客の利益を優先した統合でなかったために保守的な動き中心になってしまい、重複資産の解消を終えた後は利益の出し処が明確になっていません。

 

ここ数年、高炉メーカーは電炉メーカーの品質向上の追い上げを避ける形で、利益の源泉を自動車用鋼板などの高級品市場へとシフトしていました。
しかしながら、電炉メーカーの技術進歩も目覚ましく、どこまで高級品市場に食い込むのか?が注目されています。
現在のところ高級品市場においては高炉メーカーが優位な立場にありますが、鉄以外の材料の進歩も無視できないので予断を許さない状況は続くと思われます。

 

また、近年の中国鉄鋼メーカーの台頭も大きな影響を与えています。
単純に中国の粗鋼生産量の増加だけではなく、技術進歩も無視できません。
その結果、新日鉄住金のグローバル戦略は足止め状態となり、継続的に吐き出される高炉品の受け入れ先確保に奔走しているように感じます。

 

高炉メーカーの苦悩は国内の系列企業への影響も大きく、ネガティブな再編が続くことになるかも知れません。
その影響は国内の製造メーカーにもネガティブな影響を与える可能性が高いため、結果として海外への工場移転の話が再燃するでしょう。
また、国内の人口動向を加味しても今後の鉄の消費減少は否めません。
当然、世界全体を考えれば需要は増えるでしょうが、海外の価格競争の熾烈さは国内の比ではありません。
結局、進むも戻るも悩みは尽きない状況と言えるでしょう。

 

今後、自分達が国内に留まるのであれば、国内需要が現在の半分になっても生き残る事ができる戦略を構築する必要に迫られていると感じました。

 

k.yamatani