多様性(デススパイラル)

今年のゴールデンウィークは10連休なんて方も多いのでは?
毎年のことながら交通事故や渋滞が発生してます。
お出かけの際はお気をつけてください。

暖かくなってきますと自然と草花や虫の情報が多くなってきます。
そこで面白い記事を見つけました。
働きアリの中に働かないアリがいるというのはよく知られていますが
そのアリの集団の中から働くアリばかりを集めると1割は働かなくなるそうです。
逆に働かないアリを集めると働くようになるのですがやはり1割は働かないようです。
ですから1割のアリはあえて働いていないということになります。
それは不測の事態にそなえたり疲れてしまったアリと交代する為だと
考えられています。

また別の実験では仕事があれば一斉に働く集団と働かないアリのいる集団を作り
巣の存続を観察した結果、働かないアリがいる集団の方が長く存続するという結果になりました。
多様性がある集団の方が不測の事態に対して対応できるということですね。

またデススパイラルという現象があるのですが、アリの群れが行き先がわからなくなり
次々に前のアリについていきそれが円状になる現象でアリは疲弊し死ぬまで続くという
現象です。その中にも習性にとらわれず円から脱出するアリもいるそうです。

私見ですが脱出するアリはあえて働かないアリではないかと思います。
まさに種の危機さらされたとき存続できるかどうかは集団の多様性にかかっていると
思います。

団体、企業、国、人類と規模は色々ありますが備えについてはいつも考えなければ
いけませんね。

これも一つのデススパイラルなのでは・・・。

t.urachi