知らないことが多い世界の中で仕事という小さなカテゴリーの中でもまだまだ知らないことが
多いことを実感させられています。
最近は機械整備や部品補修などを素人なりに行っていますが
(ほとんど切れた電線をつなぎなおしたり)
知らないこと、出来ないことだらけで・・・。
調べて、やってみて、失敗しての繰り返し。
たとえば、アルミを削って機械の部品を作って見たのはいいがアルミとウレタンシートの
接着方法がわからないとか、機械が壊れているのに原因を調べるテスターの使い方が
わかっていないとか・・・あげればきりがないのですが。
唯一素人ながらわかったことはやる前に調べるということ。
以前はわからないのに取りあえずやってみるでしたが、
最近はいったんストップして調べてみることにしています。
(今頃気づいた?って感じですけどね)
最近、当社では急にプレス機を使っての作業が急増したのですが
そのプレス機のスライド部分が割れてしましました。
全くの予想外。まあこの時点で素人なんですけどね。
(聞くところによるとプレス機の規定の推進力が出るのは
プレス機のセンター部分でなおかつスライド部分が一番下がった時だそうです。)
それで修理をと考えたのですが専門業者に頼むとビックリするほどの高額で時間も
かかるときました。
そこで自分たちでってことになったにですが、なんせ鋳物に対して全く知識ゼロなので
調べてみると中々難しそう。
以前の講習の時にも習ったのですが鋳鉄は鋼より炭素を多く含むので溶接する際に
空気中の酸素と結合し一酸化炭素を発生します。それがブローホールの原因になります。
そこでニッケル系の溶接棒を使用します。ニッケルは酸素と結合しないため一酸化炭素の
発生を防ぐことができてブローホールには有効だそうです。
溶接方法は短ビード溶接方で行います。母材の温度を低く保つための低温溶接方法です。
鋳鉄は急激な溶接熱を加えると熱膨張により割れるそうです。
さて、あとは実践ですね。うまくいけばいいのですが・・・。
t.urachi