この間の連休は、春の嵐という言葉がぴったりくるような大荒れの天気でしたね。みなさんはどこかへ出かけたりされたのでしょうか?
私は体調がすぐれないこともあって、丸2日間家に閉じこもって本を読んだりしていました。読書といっても、ここ数年はいろいろと勉強したいことがあって、いわゆる学術書とよばれるものばかり読んでいるのですが、こういった論文関係の書物を読んでいて、いつも感じるのが、その観察力と、根拠となる資料の収集力や読解力なのですね。
もちろん、論文として世に問うからには、しっかりとした根拠や証拠となる文献などをはっきりと提示しなければ、誰からも相手にされないという理由はあるのですが、それにしてもこういった論文を書く方々の学習量にはいつも驚かされてしまいます。
さて、こんな本ばかり読んでいると、「そんなのを読んでわかるの?」などと聞かれることがありますが、決まって答えるのが「いや、わかっていたら読む必要がないでしょう?」
そう。わからないけども、興味があるから読む、と。そういうわけです。で、読んでいるうちに、ほんのりと理解が進んでくると、参考文献として紹介されているものを読んでみたりと、そうやって知識の幅を増やしていこうというのが楽しみになってくるのですね。
春といえば、何かを始めるのにはちょうどいい季節のようで、まだ何も始めていないという方も、今までと違う視点からものを考えてみる、ということから始めるのもいいかもしれませんよ。
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