『アーク溶接』

今回は、アーク溶接について調べてみました。

『アーク溶接』

1800年にイタリアの物理学者 「アレッサンドロ・ボルタ」が電池を発明したのと同時に電極間に

火花が散る現象が認識されるようになりました。

この発行現象を研究したイギリスの「ハンフリー・デービー」は1807年にボルタ電池を

2000個つなげたものを電源とし、水銀に浸した木炭を電極として用いる事で放電を安定的に

継続させることに成功。

この放電現象を(エレクトリック・アーク)と名付け研究が続けられました。

1865年 英国の「ウェルド」がアーク溶接について特許を取得。

1885年に、炭素アーク溶接の特許が英国で認可され、この後、普及していきます。

「第一次世界大戦」に入ると溶接能力の大幅な向上が強く求められるようになりました。

溶接技術が軍事力の優劣に結びついたためなんです。

船舶の修復などにアーク溶接が用いられ、認められるようになります。

1920年代には、溶接ワイヤーが連続的に供給される『半自動アーク溶接』が登場。

当初は、ブローホールが発生し品質の確保が困難でしたが溶接を大気から保護する

シールドガスが開発され、この問題は大きく改善されました。

1930年代に入ると、酸化皮膜の除去と加熱中の酸化防止する『フラックス』が開発されました。

現在では・・・

アーク溶接には 『被覆アーク溶接』・『半自動溶接』・『ティグ溶接』等、ありますが・・・

『被覆アーク溶接』=溶接棒を使う溶接のことです。風に強いので屋外でのアーク溶接には、

大体この 溶接が使われます。

『半自動アーク溶接』=溶接ワイヤーとシールドガスが自動的に供給されるので作業性が

いいのですが、風に弱いので屋内で使われることが多いです。

『ティグ溶接』=半自動と同様にシールドガスを用います。精密機器などの溶接に使われます。

普段はよく『半自動』や『ティグ』を使用してますが、長い年月を経て研究を繰り返し改善され続けてます。

改善や技術面の向上で行き詰ったり、職場で失敗しても終わりじゃないんですよね。

それを、やめたら終わりなんですよね。      \(^o^)/

byぐっさん