11/1-2の2日間、社員旅行を行いました。
目的地は青森。その中でも三内丸山遺跡が特に訪問してみたい観光地でした。
三内丸山遺跡。ここには、世界遺産にもなっている縄文遺跡があります。
まず驚かされるのが遺跡の広さ。もともと野球場を作ろうとしていた場所だけあって、広大な敷地が広がっています。これでも4割程度しか発掘作業が進んでいないというのも驚きでした。
そして、歴史の長さ。時代は縄文時代前期~中期(紀元前約3,900~2,200年 現在から約5,900~4,200年前)。単純計算で約1700年間もあります。そもそも縄文時代自体が1万年以上の長さなので1700年間という時間は短いのかも知れませんが、2025年を生きる自分達の1700年前が古墳時代なのを考えると、その長さに驚きます。
そもそも、なぜこの場所に1700年間も集落が存続できたのかが気になりました。その理由は、自分達が子供の頃に学校の授業で習った縄文時代のイメージをすべてひっくり返す痕跡に残っていました。植樹による食料の管理、埋葬文化、工具や日用品の製作、交易、建築技術、インフラ整備など例を挙げればきりがありませんが、基本的には今の自分達と大きな違いはありません。
そして、面白いのが統治の方法。これまでの研究では、あくまで自然の下に自分達の存在を置いた、かなりフラットな組織だったと考えられています。そして、集落が滅んだ理由も争い等ではなく、気候変動(縄文海進)の影響で暮らし方が変化した結果であるとも考えられています。
自然に寄り添った1000年を超える持続的な暮らし。
どこかで聞いたことがないですか?
