ある特定の業種の方々の中では非常に注目されている問題であるにも関わらず、世間一般的にはあまり知られていない問題として「2025年の崖」というものがあります。
これを聞いてピンと来た人は、おそらく何らかの対処を考えている方だと思いますが、ほとんどの人にとっては「何の崖?」と言った反応ではないでしょうか?
これは経済産業省の「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」で提示された言葉です。
今の世の中、あちらこちらでDXという言葉が飛び交っていますが、実態はただのデジタル化に留まっている企業がほとんどだと感じます。
DXとはデジタル化をきっかけにシステム全般を再構築して新たな収益構造を創り出すことです。要するに既存のシステムの革新とセットで考えるべき事なのですが、それをできる人材が乏しいため結局はただのデジタル化で満足して、何の変革も生み出せていない企業が多く存在します。
そして、そのリミットが2025年に訪れると言われています。
弊社でもここ数年、様々な工程をデジタル化してきました。正直、これだけでもお腹いっぱいになっている人もいると思うのですが、本格的なDXはこれからです。
その先には全く違う景色が広がります。
現時点で、それが見えている人はほとんどいませんが…。