2018年12月28日。
毎年恒例となっている社員による年間最優秀者の投票結果が発表されました。
昨年は現場女子が見事に1位を飾りましたが、今年は全く予想がつかない状況でした。なぜなら、若手の実力が拮抗していて甲乙付け難い状況だったからです。従って、誰が1位を取ってもおかしくない状況でした。
そんな状況で始まった投票結果の発表ですが、案の定、結果は大混戦。毎回、8割近い社員が何らかの形で得票するのですが、同じ得票数の人が3名以上連なる順位が3つも存在し、6位以下はほとんど差がない状況でした。
そんな中抜け出した上位5名。
まず5位は、副工場長として加工部門の若手をまとめている津倉くん。
今回で6回目の開催になりますが、常に上位に顔を出す安定の強さです。副工場長になってからは第一線から少し引いた立場で全体をみているのですが、彼に対する信頼がこの順位を創り出しているのだと思います。そして、年々増してくる若手の台頭に彼自身も新たな刺激を受けつつ、これから自分が何をするべきかを模索しながら日々成長を続けています。
4位は、加藤くん。
彼は、切断工場の管理を任されています。人当たりが良いタイプのため、1つの機械を担当するよりは、いろんな人と接しながら仕事を進める方が向いていると考えて今のポジションにしたところ、才能(?)が開花しました。なにかと顧客からの無理難題が多い弊社の切断現場ですが、彼の人当たりの良さが潤滑油となって現場をスムーズに回しているのかも知れません。
3位は、上原くん。
彼は、切断を担当しています。切断加工は地味な仕事で、なかなか周りから評価されにくいポジションです。そのような状況で周りから評価を得るには、単純に「マジメに仕事をする」だけでは難しく、仕事を進める上での周りとのコミュニケーションが重要になります。そのような日々の活動から周りの人達に「見つけてもらった」典型的な例だと思います。
2位は、西岡くん。
彼は、加工の段取りや工程管理を任されています。仕事を管理する範囲が増えるにつれて「人を使う」ことに四苦八苦する事が増えているようですが、そこから逃げずに何とかしようともがいている姿に共感する人が多かったのではないかと思います。我が社のメードメーカーでもある彼が元気な時は、現場に活気が満ち溢れています。
そして、1位は…菱川くん。
実は、彼は非常に不器用な人間です。精度を必要とされる仕事をすると、公差内で収まっているのかが延々と気になって、仕事が前に進まないタイプの人間です。そんな彼が第2工場の管理を任せられるようになった時、その性格が活きました。とにかく確実。彼の仕事ぶりは、この一言に尽きます。そして、確実に仕事をこなすための彼の日々の準備を周りは見逃しませんでした。仕事はちゃんとやって当たり前。その言葉を越える彼の仕事ぶりからは、教えられることがたくさんあります。
毎年開催している全社員による年間最優秀者の投票ですが、毎回新しい主役が誕生しています。最近のパターンとして前年度にベスト10にランクインしてから翌年度に上位に進出する人が多いことを考えると、本人が周りの人達から認めらている事に気付く事が更なる成長に繋がっているのだと考えられます。
今年は誰が大きく成長するのか?
早くも今年の年末が楽しみです。
k.yamatani