キログラム

朝晩はまだ肌寒い時もありますが日中は30℃を超える日もしばしばとなってきました。

もう夏がすぐそこまでやってきていますね。

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夏の昆虫代表のカブトムシ。我が家にもペアでやってきました。

いただきものですが今年こそは来年に繋がる飼育にチャレンジします。

早速ホームセンターにくぬぎマットを買いにいきましたが最近は外国産の

アトラスオオカブト(オオカブトの割には小ぶりでしたけど)やニジイロクワガタなど変わったの種類

の昆虫も販売されていました。日本の気候も熱帯化してきているので外来種が取れる日が来るかもしれませんね。

 

さて昆虫の評価には希少度合いや重さ、大きさなどで評価されますがその単位のg(グラム)やmm(ミリメートル)

の基準ってどのように決められているのか去年まで全く知りませんでした。

それまではどこかのえらーい学者さんがすごい公式などを駆使して定義しているものだと思っていました。

しかし、現実は結構アナログで1kgの分銅が茨城県つくば市の産業技術研究所に保管されているそうです。

これを日本国キログラム原器として重さの基準が決まるそうです。

そしてこの日本国キログラム原器はレプリカで国際キログラム原器というのがフランスで保管されていて

何年かに一度持ち寄って計測するそうです。

ん?ってなりました?そうなんですよ、この話を聞いたときに各国にあるキログラム原器の重さが変わっていないか

をフランスに持ち寄って計測するって話なんですが基本となる国際キログラム原器はかわらないの?

・・・変わるそうですよ。洗浄の影響で60マイクログラム軽くなったようです。

やはりってことで2018年に改定することが決まったようです。

そこで活躍するのがアボガドロ定数ってやつで、聞いたことあるような名前が出てきました。

炭素原子(質量数12)をアボガドロ定数の数だけ集めた時の質量を12グラムと定義するそうですよ。

 

基準を決めるのは大変なことですね。1889年から分銅を基準に定義されてきたんですが今ナノテクノロジー

が発達したから60マイクログラム変動したとわかりますが、100年以上前に変動はなかったのかといわれると疑問が生じます。

実は基はもう少し重たかったかもしれないですね。

 

日常の生活にはほぼ関係のない変動なので重要ではありませんが今後の技術発展には欠かせない定義となるでしょう。

少し遅いような気もしますが・・・。

 

あっ、今カブトムシがゼリーを食べ始めました。これで確実に60マイクログラム以上は重たくなるはずです。

測りようないですけどね(笑)、では。

 

t.urachi