先日神戸市立博物館にいってまいりました。 ボストン美術館浮世絵名品展 北斎
教科書で見たことあるなあと思い、せっかく日本で開催するんだったらと思い 足を運ぶ事となりました。
見たことあるでしょ??有名ですものね。
やっぱりみんなこれを見に来たのかなってぐらいの人だかり。 何とか順番が来て観れましたが第一印象は「ちっさいな」でした。 恥ずかしながら今まで教科書やTシャツ、ポスターでしか見たことがなく 見に行かないとわからないこともあるなあと感激しました。
菖蒲に鯉という団扇用の浮世絵。 鯉が池に浮いている様に感じませんか? 団扇用ってなんか贅沢ですよね。
風に揺れてる構図が絶妙。
普通日本画は右から左へ流れるのが主流。
あえて逆から書くことで風を表してるんですって。
こちらは組み上げ絵で組み立てると下の感じ
おもちゃ絵って呼んでたそうですよ。
現代ではゲームや動画、いろいろ楽しいものがありますが、おもちゃ絵なんて今で言う付録的な感じですよ。
何が面白いのって感じでしょ。
それでも美術館や博物館で見ると想像力が高まります。そして面白い。
なぜって?それは最低限の情報しかなく縛りがないからではないでしょうか?
そうです、何を思っても自由なんです。難しいことは関係ないし、評論家でもないし
この絵の何がすごいのかもわからない。ですが見てると何か思い浮かぶ状況がある。
そこが面白い。もちろん浮かばないってのも有です。僕自身素通りする絵も沢山ありますよ。
現代と昔、情報の共有(表現の共有?)、表現の仕方、時代とともに変わるのでしょうが
本当に自分らしく表現できているのか?思っていることが伝わっているのか?
むしろ伝えることが目的になり、自分なりの表現を・・・。
なんていう答えのないことは置いといて、皆さんも機会があれば美術館なんてどうでしょう?
たまにはアナログに浸るのもいいものですよ。
そう、何を思うかはあなた次第・・・なんてね。では。
t.urachi