こんばんは
最近、気になってた本があったので購入。
プロ野球チームの中日で8年間 監督をしていた
落合博満さんの『采配』という本です。
監督時代に 8年間に4回 優勝に導いています。
内容は 野球に関して書かれていますが
ビジネスマンにも通ずるものが ある一冊でした。
『ビジネスマンも野球選手も 3つの敵と戦っている。』
それが 自分・相手・数字。
社会にでたら 仕事を覚え 戦力になっていかなければならない。
教わるところは教わり、自ら考えるべきところは考え、早く仕事を任されるだけの
力をつけようとしている段階は 『自分との戦い』。
営業であれば 経験したこと元に どうすれば相手を納得させられるか、
信頼を勝ち取れるか 相手のある戦いに身を置く。
そして実力をつけ自分自身に「もっと効率のいいやり方」「もっと業績を上げられないか」
さらなる高みを見たいという向上心と向き合いながら 最終段階として
数字と戦うことになる。
プロ野球選手なら 打率や防御率など 数字と戦えるようになれば
本当の一人前、一流のプロフェッショナルとなる。
営業や現場だったら コストの削減や作業時間の短縮といったところでしょうか。
プロでも数字と戦うのは容易ではないのですが
数字に勝つ方法として 「達成不可能に思える目標」を
設定することが大事なんだと。
普段 仕事でも やれる範囲で目標設定しがちになってたりするところを
少し設定を上げて 日々努力することが 大事なんですね。
話は変りますが・・・
「勝ち組」「負け組」なんて言葉がありますが
人生は どこでチャンスが訪れ、自分を生かせる仕事に出合うか解からない。
そう考えれば 思い通りの実績を上げられなかったり、 採用してくれる企業が
なかったりする人達も 決して「負け組」ではなく
『勝利を目指す道の途中にいる人』だ。
現時点で自分が「勝ち組」か「負け組」かを自覚する事じゃなく
ただひたすら 勝利を目指していくこと。そのプロセスが人生なんだろう。
という言葉が 印象的でした。
(表現がよかったので 紹介しちゃいました。)
(あと もう少しだけ 紹介しますね。)\(^o^)/
プロ野球では3割 打てれば一流と言われてますが
一流ですら10回中7回は凡打に打ち取られる。
1・できないことをできるようになるまで努力し
2・できるようになったら その確立を高める工夫をし
3・高い確率でできることは その質をさらに高めていく。
プロでもミスをすることのほうが はるかに多い。
選手はミスを恐れずにプレーすることが求められる。
普段の練習でできないものは 本番ではできない。
「ミスは 叱らない。だが 手抜きは叱る」 など
ほかにも たくさん 書かれていますが。
ベンチでは ただポーカーフェイスで見てるだけの 印象を受けてましたが
裏では 色々と選手たちの事を考えて接してるんだなあと思いました。
読みやすくて面白い本でした。興味のある方は ぜひ読んでみてください。
最後に 日常みなさんが 何らかの決断を迫られる時に
自分の人生を采配できるのは 自分だけ。
一度きりの人生に悔いのない 『 采配 』 を振るべきではないでしょうか。
N.yamaguchi