こんばんは
最近 『のぼうの城』という歴史小説を
読みました。 \(^o^)/ 面白かったんで 少しだけ紹介しますね。
時は戦国時代
天下統一を目指す豊臣秀吉が 北条家を滅ぼそうと小田原城を攻め
その周囲にある北条の支城を次々と攻略していきます。
『水攻め』
城を人工の堤防で囲み そこに河川から水を引き入れ 城ごと敵を溺死させる。
この戦術を 秀吉は気にいっていた。
秀吉は 石田三成に 手柄を立てさせようと 『忍城』の攻略を命じます。
秀吉に憧れている 三成は『忍城』に向かいます。2万の兵を連れて。
これを迎え打つのが 『忍城』の城主となった 成田長親 この本の主人公です。
この男 不器用で刀・槍も使えない。武士らしいことは なに一つない
役に立たない ただただ大きいだけ。 でくのぼう ということから
『のぼう様』と農民からも呼ばれ親しまれている人物です。
忍城には約500人。(農民らを含め約2千)
三成は 「水攻め」がしたくて しょうがありません。って感じで
20000人 VS 500人 圧倒的不利なのに
「のぼう様」は 「戦いまする」って言っちゃいます。 (ToT)/~~~
「のぼう様?」 「このひと ちょっとズレてる?」って感じで
絶体絶命の『忍城』をどう凌いだのか
少数で多数を圧倒する話です。
一人ひとりの登場人物もそれぞれ魅力的でとてもよかったです。
今年11月2日に映画化され公開されます。いまから 楽しみです。
この話は 実話をもとに書かれたものなんですが 今まで歴史上には
織田信長 豊臣秀吉 徳川家康 などのリーダーのイメージが ありますが
この本に描かれている主人公は今までにない
新しいリーダー像なんでしょうか? これもありかな?
なんて思っちゃいました。
少数 多数 関係なく どれだけ本当にまとまれるか
まとまって一つのものに集中した時 大きな力が
得られるんでしょう。
何一つ取り柄のない「のぼう様」
たったひとつ 農民や周りを惹きつける
『人気』があった。
天才か? ただの”でくのぼう”か
豊臣軍にケンカを売った でくのぼう がいた。
この男の 奇策、 とんでもないっ!!
今年おすすめの 映画です。(あれっ 本を紹介してたんですが
映画もお勧めということで )
普段でも 人とは違った感覚
ちょっとズレてる感覚は 必ずしも 悪いことでは
ないですよ。って思います。
周りが理解できないだけなんです。
ちなみに 映画の主題歌は 『エレファントカシマシ』の
「ズレてる方がいい」という曲だそうです。
最終的には (ズレてて良かった)みたいな話です。(笑)
N.yamaguchi