今回は、パイプ曲げ加工の中でもちょっと変わった「リング曲げ」というのをご紹介します。
通常の曲げ加工は、曲げ半径に応じた金型を使って曲げるのですが、大きなR曲げの場合
金型自体が大きくなりすぎて、機械本体に取り付けることができないということになってしま
います。
そこで、写真のように3つのロール金型を使って、フリーな大きさのR曲げを行うのですが、
パイプを一周分曲げていくと、「リング」ができあがります。
ちょうどフラフープのような形ですね。
フリーなRといっても、セッティングをすることでRの大きさは決めることができます。
大体直径にして600ミリくらいから、大きなものだと10000ミリ(半径で5メートルですね)
なんて時もあります。
ところで、鉄のリングでフラフープなんてしたら、ちょっと危なそうですね。
(そんなこと、するやつおらんやろ! ← 一人ツッコミでした・・・)