天の時 地の利 人の和

孟子の言葉に次の言葉があります。

「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。」

何かを成す時に何を優先するかを考える上で参考になる言葉ですが、

今の世の中は「天の時(タイミング)」の顔色ばかり気にしているような気がします。

グローバル化の影響で経済の流れが異常に早くなっている中、

世界中の人達がタイミングを逃すまいと試行錯誤しているのでしょうが、

どのような状況にしろ物造りに携わる自分達が一番大事にしたいことは「人の和」です。

もし、貨幣や物の流れがグローバル化した中で「人の和」が置き去りにされた結果が

今の連鎖的な不況を生み出しているとするならば、

「人の和」を見つめなおすことが一番の経済対策かも知れませんね。

来年のNHKの大河ドラマの主人公・直江兼続は「人の和」を大事にした武将だと聞いています。

今のこのタイミングで彼にスポットライトが当てられるというのは、

偶然にしては出来すぎたドラマではないかでしょうか?

タイトルは「天地人」。 今から楽しみにしています。      by keyz