孔・切削加工

孔加工

キリ孔(ボール盤)

ボール盤

利点: 安価に様々な孔径に対応できる


欠点: バリ・カエリが発生する

ボール盤でドリルを使用して行われる孔加工の利点は、ドリル径を変えれば様々なサイズの孔の加工が可能であり、ドリルも比較的安価に入手が可能である事にあります。

プレス孔(プレス機)

へこみ孔

利点: 加工スピードが速く、孔形状も比較的きれい


欠点: 金型の製作が必要で初期コストが高い

プレス孔の利点は、加工精度と加工スピードの両立が可能な点にあります。
ちなみにエーティーケーでは、プレス孔用の金型を自社で製造しているので、比較的安価・短納期で金型を製造する事ができます。

プラズマ孔(プラズマ溶断)

プラズマ孔

利点: 孔の大きさや形状にこだわらない


欠点: 孔径精度が劣る。材料に焼け跡が残る。

プラズマ孔の特徴は、孔形状を選ばないところにあります。
この影響で加工中に材料が多少変形するため、加工精度が劣ることが否めません。
従いまして、特に精度にこだわらない孔(水抜き・エア抜き・溶接用等)の加工に向いています。

切削加工

切削孔(フライス加工機)

フライス長穴

利点: 孔の大きさや形状にこだわらず、精度も高い。


欠点: 加工に時間がかかる

切削孔は、フライス加工機で切削しながら開ける孔になります。
利点としては、プラズマ孔同様に孔形状を選ばないところにあります。
プラズマ孔との大きな違いは加工精度の高さと加工時間の長さにあります。
従いまして、楕円孔や大径穴などで精度が必要な場合には、こちらの加工方法を選択します。

旋盤加工

旋盤加工

対応品種: 丸鋼・ 丸パイプ

加工内容: 丸鋼(パイプ)の外面 ・ 内面切削・ 端面加工 ・ ネジ加工 ・ 開先加工

旋盤加工は、旋回する材料に固定した刃物を当てて切削加工を行う工作機械になります。
その際、使用する刃物や刃物当て方によって、外削・内削・面取り・ネジ加工など多種多様な加工を行う事ができます。

フライス加工

汎用フライス加工機

対応品種: 形鋼・ 鋼管全般

加工内容: 穴加工(楕円・角も可) ・ 切り欠け・ スリット加工 ・ 面削

フライス加工は、固定した材料に旋回する刃物を当てて切削加工を行う工作機械になります。
従って、材料と刃物の関係は、旋盤と真逆になります。 旋回する刃物に対する材料の当て方によって、長穴加工やスリット加工や溝入れ加工などが行えるようになります。