KAMIの一手

皆さん「ポナンザ」という名前を聞いた事はありますか?

 

ご存知の方も多いと思います。 答えは、将棋ロボットです。

この間、ドキュメンタリー番組、情熱大陸がそのポナンザのドキュメントを

やっておりました。

開発者は東大出身の山本一成氏という方(おそらく天才)が開発したソフトで、

毎年開催している、将棋の強豪ソフトが集う電王トーナメント常連だそうです。

番組内容はその方(おそらく天才)がソフトを作り上げ、電王戦から実際の

将棋名人に挑んで行くプロセスを描いた物でした。

 

さて、その将棋ロボット「ポナンザ」はどの様にして強くなっていくのか?

 

その答えはとても単純で、ポナンザと別にプログラムされたソフトと戦わせ、

強い方のプログラムを活かすといった内容でした。

つまり、ポナンザとは人工知能で戦うロボットで、要はその人工知能VS人工知能

が争うといった構図です。

そして勝利した強い方がまた新たなポナンザに。。

 

私はこの時、随分以前に観た映画を思い出しました。

皆さんも良くご存知のターミネーターです。

人工知能が反乱を起こし、ターミネーター1から2→3と新たなロボットが現れる。

 

まあこれは映画の世界の話なので、現実ではまずあり得ないとは思いますが、

ただ将棋の世界では、ついに人間の棋士「名人」を破ってしまうという結果が出て

しまいました。

そう、つい先日ポナンザが勝利したのです。

 

この開発者、山本氏も番組で言ってましたが、あと何年かすれば将棋界でAIは完全

に人間を超えると。。

ん〜、この発言とても怖いなと。。

もし、これが現実の争いに置き換えたら、完全に映画状態です。

 

私は別に人工知能を否定している訳では無く、もちろん色んな所で恩恵を授かって

いるのでアナログがすべて良しとは思いませんが、もし人工知能同士が

お互いに争ったり思考する事が可能になれば、人類は不要な存在に(ロボット目線)

なるのでは?と。

 

ただ、この番組でも伝えていましたが、このポナンザを運用するにあたり、

とても大きな機械スーパーコンピューターを使って稼働しており、こんな巨大で

ハイスペックな機械と互角に戦える人間の頭脳はやはり“とんでもなく凄い能力”

なんだと言ってました。

 

私は思いました。

最近、彗星の様に現れた将棋界を席巻している若い棋士、藤井聡太氏に期待を

したいです。

スーパーコンピューターを超えるスーパー人間になる事を。。

(まるでドラゴンボールの世界)

 

余談ですが、その番組を見て私も少し将棋にハマってしまいました。

知り合いに教えてもらった将棋アプリ「将棋ウォーズ」というソフトが有り、

その中でどうしても困った時に助けてくれる手(棋神召喚)という神様みたいな

一手を指してくれるのですが、それが何とあのポナンザの一手なのです。

ん〜やっぱすげえって思いました。

 

M.Omuro